30過ぎまで彼女もいませんでしたが、30代後半に妻と出会って、結婚することが出来ました。
やわらかゴーレムです。
このブログでは、EDになってしまった僕の体験をつづっています。
妻と結婚するまで、メッセンジャーでのやり取りがほとんどの連絡手段でした。
たまにアプリ通話もしていました。
ほとんどが押し間違いからの通話です。(;´∀`)
他愛のない会話がとても楽しく、恥ずかしいような、くすぐったいような感じがしていました。
やわらかゴーレムは妻一筋。その他はモンスターより怖いっす。
妻とは、一緒にいることが楽しくて、自分を大きく見せるようなこともなく、とても楽な存在。
こういう人は希少で、他にはいないのではないのかな?
そんな風に思うようになりました。
「気を使わなくていいよ。」が、本当は「気を使ってよ!」という女性だったのなら、結婚まで行かなかったと思います。
どちらかというと、女性は怖いです。怖いものだったというほうが正しいのかもしれません。
幼少期の女の子は、なんだか掴みどころがないというのもありますが、女の子からのいじめによるトラウマがずっと尾を引いていました。
トラウマがあるから、嫌な気持ちが沸き起こります。女性のことは怖くて関わりたくないので、避け続けていました。
中・高・大と、女の子とは交流する機会がなく、どう接していいのか分からない。なるべく近寄りたくもない、危険なものだと思っていました。
それから社会人になり、仲良くなれそうな女性は何人か現れました。
しかし、心臓が飛び出そうな緊張感やバクバク感を押し殺したりして、言葉が詰まり、汗が出るようなこともありました。
自分のことも、うまく説明できません。会話も空回り。「嫌いだから話せないわけではない。」と言いたいのに、しどろもどろ。ひどい緊張や、そわそわして会話が続かないということがありました。
「この人は私に興味がないみたい・・・。」そう思って、女性は離れて行ったのかもしれません。
自分に自信がなかったから、うまく話せないし、切羽詰まって、ぐちゃぐちゃに空回り、ますます女性恐怖症になっていたところもあると思います。
いつか女性恐怖症が、無くなると良いなと思っていました。
やわらかゴーレムの人生は悲惨そのもの。ガタガタだった。
30歳になるまでに、交通事故にあったり、ウツになったりと、悲惨そのものの人生でした。
交通事故では、意識不明で10日間生死の境をさまよいました。
ケガが回復するなかで、フラッシュバックを伴うウツ(PTSD心的外傷後ストレス障害)を発症し、ウツを治そうと必死でした。
生活はガタガタで、社会復帰することは難しく思えました。
女性恐怖症のこと?この頃は頭の中にはなかったです。
フラッシュバックの恐怖が勝っていました。(^-^;
とにかく生きるのに必死でした。
事故のフラッシュバックがすごくて、不眠になり、疲労感、倦怠感が常にあります。
毎日が沈んだように暗い気持ち。
なんで生きてるんだろう?
死んだら、楽だったんじゃないかな?
生きているのが奇跡そのものですが、死んだほうが良かったと思ったくらいです。
でも、親や兄弟がいます。死んでしまったら、きっと悲しみます。
まだ死ねません。明日へ向かうために。
いまでは、事故のことも、女性恐怖症のことも笑いながら話すことが出来ます。
過去の自分に言ってあげたいのは「ここを乗り越えれば幸せが待っているよ!」ってことです。
ただ、つらかったのは事実です。
やわらかゴーレムを襲ったトラウマをついに克服!
7年も続いた事故によるウツが治まりかけた頃、女性恐怖症は、徐々に緩和されつつありました。
自信をつけるために資格を取ったり、やさしい人達と交流をしたりして、普通に世間話が出来るくらいになっていました。
資格を取るまでの期間はものすごくかかりました。ウツだと勉強が身につきにくいですね。
女性も、一人一人違うのは分かっていましたが、トラウマはなかなか解消されません。
そこで、参加者のほとんどが女性ばかりの交流会など、女性が多い環境に飛び込んで、少しづつ慣れていきました。30代半ばの荒療治です。
ここでも仲良くなれそうな女性はいましたが、手をつなぐことから先へは進めません。キスは吐き気がして出来ません。幼少期のトラウマがまだ癒えていないのだと思いました。
その女性とは気まずくなり、そのまま疎遠になりました。
このままではいけない!変わらなくては!
やっとここで、長い間蓋をしていた、トラウマと本当に向き合うことになりました。
自分では、女性に慣れてきたと思っていても、恋愛ができる程ではなかったのです。薄いヴェールで傷を包んで、見えにくくしていただけなのです。
女性から受けたトラウマを癒やすために、その時の感情をメモしたり、時系列にまとめて、客観的に過去のことを話す。座禅を組んで瞑想をして、過去の自分と恐怖を切り離すなどなど。カウンセリングのようなものも合わせたら、きりがありません。
なんで癒えないんだろう?
トラウマを持ち続けることに何のメリットがあるのか?
その答えが出たとき、ようやくトラウマからは解放されました。
過去のトラウマから抜け出せず、トラウマを持ち続けていたのは、過去と同じように自分が深く傷付かないためだったと理解できたのは大きかったです。
それから、女性と普通の会話(普通に女性と話せる人からは、違和感があるかもしれないけど)が多少は出来るようになりました。
やわらかゴーレムは、悲惨の人生から、幸せな人生・・・あれ?
妻とは、お互いに年齢が高くなってから知り合ったことや、以前よりも心に余裕があり、だいぶ落ちつけるようになったと思います。
怖いと思うような気持ちは湧いてきませんでした。
それから少しの期間、恋愛をして、結婚して、幸せ・・・。
のはずが、「結婚して幸せになって、終わり」にはなりませんでした。
あれ?人並みの幸せをまだ手に入れてないかもしれない・・・。
結婚したら、また違う悩みが出てくるとは・・・。
まさか、このあと、自分が40代でED(勃起不全)になるなんて!
きっと、いつかは治るだろう・・・。きっと治るはず・・・。
きっと良くなるんだ!(>_<)
そう思った去年の春は、じんわりと暖かかった・・・。
ここから、ED克服の道が始まったのです。
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